こんにちは。設計営業の髙濵です。
今回は建て方についてご紹介します。
建て方とは、柱、梁や小屋材などの主要な構造材を現場で組み立てる工程の事で
建物の骨組みから、棟上げまでを行う作業です。
一般的な住宅だと1日で屋根まで組んでしまうことには驚きです。
工事を始める前に建物の四隅に塩とお酒を撒き、工事の安全を祈願し作業開始です。
始めに柱を立てていきます。作業開始後、数分で柱が立ってしまいました。
このままではグラグラするので、すぐに梁や桁などの‘’横架材‘’と呼ばれる水平の構造材をレッカーを使用し柱の上部をつないでいきます。
工場で加工された構造材は寸法精度が良いので、上の写真のように長い梁の場合、大工さんが息を合わせて両端を同時にはめる必要があります。
梁を施工した後に耐震性を上げる‘’火打梁(ひうちはり)‘’という斜め方向の梁を施工していきます。
次に屋根部分の施工をしていきます。
使用する材料をレッカーで梁の上に移動させている様子です。
レッカーの運転手へハンドサインを送っています
大工さんの作業が早くみるみるうちに屋根まで施工が終わってしまい
朝8時に作業がスタートし、15時頃には上の写真の状態まで完成しました。
その後、養生・片付けをした後に、お施主様と棟梁による四方祓いを行い
皆で乾杯をしこの日の作業は全て終了となりました。
今回建て方に立会いをし、大工さんのすごさを目の当たりにしました。
幅15㎝も無い梁の上を工具等を持ったまま軽々と移動し、仲間と息を合わせ効率よく作業していく姿には頭が下がります。
何事も無く建て方が終わり今後どのように仕上がっていくのか楽しみです。
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