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固定資産税が高くなるポイント

 

固定資産税とは

主に、土地や住宅を購入した後に毎年支払わなければならない税金(地方税)です。

一戸建ての場合は、土地にかかる固定資産税と建物にかかる固定資産税のそれぞれの合計金額を支払う必要があります。

 

固定資産税の計算方法

土地や建物の場合「課税標準額×税率1.4%

課税標準額とは、土地や建物の評価を固定資産税評価額を元に算出した値です。

土地の場合、課税標準額は購入価格の約70%と言われていますが

正確な価格は国道や県道などの周辺の土地の評価によって変わります。

建物の場合、課税標準額は建築費用の約50~60%と言われていますが

正確な価格は規模や築年数、構造などによって変わります。

また、建物の場合は経年劣化などで価値が減るので固定資産税は徐々に安くなります。

 ※ゼロにはなりません。

税率は1.4%が標準税率ですが、最終的な税率は各市町村で定めることとされているので

1.4%よりも高いところ、低いところがあります。

 

固定資産税が高くなるポイント

グレードの高い建材や設備を採用すると、建物の評価点数が高くなるので

それに比例して固定資産税も高くなります。

今回は、快適な暮らしにさほど影響しない部分で、固定資産税が高くなるポイントを

いくつかご紹介します。

 

〇間口が300㎝を超える大きさのシステムキッチン

間口が300㎝を超えると、300㎝以下のシステムキッチンの評点数の約1.1倍の点数になります。

ちなみに、システムキッチンではなく、流し台にするとシステムキッチンの6分の1の点数になります。

キッチン

 

〇開閉式の天窓

開閉式の天窓は、開閉しない天窓の約1.7倍の点数になります。

太陽光を採りこみたいとう目的だけなら、開閉しない天窓でも十分かなと思います。

天窓

 

〇ビルトインエアコン

ビルトインエアコンは、エアコンを天井に埋め込んだ状態で評価されるので

建物の一部とみなされ固定資産税が高くなります。

また、ビルトインエアコンはメンテナンス価格も高額になります。

一般的な取付タイプのエアコンの方が価格も固定資産税もメンテナンス費も

安くなるので、どうしてもという理由がなければ、あえてビルトインエアコンに

する必要はないと思います。

ビルトインエアコン

 

〇外壁タイル・漆喰壁

外壁をタイルや漆喰の塗り壁にすると、サイディング壁の約1.6倍の点数になります。

ただ、外壁タイルや漆喰の塗り壁は耐久性が高いのでメンテナンス費用が抑えられるという

メリットがあります。

ちなみに、当社がよく採用しているガルバリウム鋼板は

サイディングよりも点数が低く、さらに耐久性も高いのでおすすめです。

外壁タイル

 

〇洗面化粧台

洗面器と鏡が一体型になっている洗面化粧台は点数が高くなります。

洗面器と鏡が別々になっているものは「洗面器」と判断されるので

点数が低くなります。

こだわりがなければ洗面器と鏡が別々のものを導入することをおすすめします。

ほとんどのメーカーで洗面器と鏡が別々になっているものが販売されています。

 

快適さも忘れずに

固定資産税を極力少なくしようとするならば

断熱性の低い断熱材を使ったり

浴室乾燥や床暖房、システムキッチンなどのシステムは採用しないなど

快適性を欠いた住まいになってしまいます。

固定資産税が高くなるということは、その分住まいのグレードが高く快適性も高い

ということ。

何十年と暮らすせっかくのお住まいなので、快適性を維持しながらも

固定資産税を低く抑える取捨選択をし、素敵なお住まいを叶えてください。

 

 

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