今年も早いもので、残りわずかとなりました。
今週は雪が降ったりと寒い日が続いています。
火を利用した暖房機器を使用する頻度が増え
さらに空気が乾燥している冬は、火災が起こりやす時期です。
火の始末には十分気を付けましょう。
さて今回は、木造住宅×火災について書いていこうと思います。
木造住宅は、木材でできているから火災に弱いと思われがちです。
実際、私も木造住宅は燃えやすくて、すぐに延焼してしまうと思っていました。
でも実は、木材は燃えにくい んです!
正確に言うと、太い木材は、芯まで燃えるのに時間がかかるのです。
なので、家が崩壊するスピードが遅いということになります。
これは、木材を燃やすと、最初に表面だけが黒く焦げます。
これを炭化といいますが、炭化すると焦げた部分の内側には空気が入りにくくなるので
芯まで燃尽きるまでに時間がかかるのです。
太い木材であればあるだけ、燃え尽きるのに時間がかかります。
火災に強そうな鉄骨は、鉄骨自体は燃えませんが、熱せられると強度が弱くなり
家を支えられなくって崩壊することがあります。
木造住宅でも、使用する建材の種類や材木の太さ、構造によって、崩壊、延焼しやすい家もありますので
木造住宅をご検討中の方は、延焼しにくい家づくりをしている会社を選びましょう!
例えば、
1. ※防火構造であるかどうか
2. 不燃材料を使っているか
3. 耐火性のある石膏ボードを天井と壁に貼っているか
4. 火が他の部屋に延焼するのを防ぐファイヤーストップ材を設置しているか
などを確認してください。
※防火構造(法2条8号)
防火構造とは、建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼を抑制するために外壁又は軒裏に必要とされる 防火性能を有する鉄網モルタル塗、しっくい塗等の構造のことで、国土交通大臣が定めたもの又は国土交通大臣の認定を受けたもの
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