先日、バスルームや、洗面化粧台、キッチンなどの住宅設備機器の製造販売を行う
トクラス のキッチンワークトップの人造大理石工場に行って来ました。
トクラスは、元々ピアノで由名なYAMAHAから派生したホーム用品部門で、
「・・・と暮らす」が会社名の由来です。
お客様一人ひとりの暮らしに長く寄り添い、新たな生活価値を提供し続ける企業でありたいとの思いを込めているそうです。
トクラス製品の特徴であり、独自で開発・研究されている人造大理石は、
キッチンのワークトップ(シンク・カウンター)や
バスタブに使用されており、その用途に合った異なる特性や形状に応じて
成分の配合・成形をしています。
トクラスの人造大理石は注型製法で造られています。※シンクはプレス製法
注型製法とは、型に人造大理石の成分を流し込んで成型する方法で、
厚さは1㎝強、継ぎ目のない一体型になります。
他社製品では、主にプレス製法が採用されおり、大理石の厚みも薄いので
裏側に合板が補強されていることもあります。
プレス製法は、効率が良くコスト面では安くなりますが、
トクラスは高品質の人造大理石を造るため、あえて手間のかかる注型製法を採用しています。
トクラスの人造大理石のキッチンの特徴は、シンクとカウンターが密着していることです。
白い部分がカウンターで、黄緑色の部分がシンクです。
ほんの少しでも溝があったら汚れが溜まってしまい掃除が大変ですが、
密着しているのでそのような心配は必要ありません。
さらに、家庭でもキレイに保てるようにとあえてマット加工にしているんだそうです。
一部分はつるつるピカピカ、一部分は擦れてザラザラなんてこともありません。
また、口に入っても害のない成分で造られているので、擦った際に出てしまった粉末が
万一口に入っても問題ありません!
大理石の色や、石のような模様は、フリットと呼ばれる小さな樹脂を調整することでつくられます。
フリットを万遍なく均等に配合する技術は、長年の技術によって培ったものだそうです。
工場では、キズのチェックは人が行っていました。
目でしっかり確認し、手作業でキズの補修を行い、最終工程の焼きの作業へと移って行きます。
品質管理がしっかりしているという印象を抱きました。
以上、工場見学レポートでした!
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