すっかり暑くなってきたこの頃。
雨も多いし、湿気も多くて私は苦手な時期です。
気温が高くなり、湿気も多くなる6月は、シックハウス症候群の原因でもあるカビやダニの繁殖時期でもあり、
建材や家具などに含まれる化学物質が発散する有害なガスの発散量が急速に増加する時期です。
※シックハウス症候群 “居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅においてみられる健康障害の総称”を意味します。
厚生労働省の「室内空気質健康影響研究会」の最新報告(2004年2月)によりますと、シックハウス症候群の典型的な症状は、
(1)皮膚や目、のどなどの刺激症状(目がチカチカしたり、のどの痛みがある)
(2)全身倦怠感、めまい、頭痛・頭重などの不定愁訴
とされています。
化学物質によるシックハウス症候群は、新築の家での発症が多いのですが、壁紙や床板のリフォームをした後、
タンスやテーブル、ソファーなどの大きな家具を購入した後も注意が必要です。
~予防方法~
シックハウス症候群の予防は簡単です。
通気を良くし、換気を頻繁にすることです。
気密性が高く、換気がされていない家には化学物質が発散する有害なガスが蓄積されてしまいます。
ガスの濃度が下がるまでの数カ月間は、1時間に1回程度の割合で積極的に窓開けや換気をすることが大切です。
カビやダニによる症状には、通気と換気に加え、掃除が大切です。
今は建築基準法の改正により、もっとも健康への影響が大きい化学物質=ホルムアルデヒドの使用に制限が設けられ、
現在、ほとんどの新築住宅では発散量がもっとも少ない「F☆☆☆☆」の印のついた建材が使われています。
ただし、ホルムアルデヒドは基準内の量であれば使用できますし、化学物質には他にも多くの種類がありますので、
自分たちでできる予防策は立てておくことが大切です。
●建材などに含まれる主な化学物質
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