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鬼門の起源

 

以前、鬼門についてご紹介したので、今日は鬼門の起源につてご紹介します。

鬼門の起源は諸説ありますが、そのひとつは古代中国の情勢と地形から来ていると言われています。

中国の秦の始皇帝が北東から強大な敵(異民族や馬賊)が攻め込んでくるので不吉な方向とした。

北東(南西という説もあり)からの季節風がとても激しく、農作物や人々の暮らしに大きな悪影響を与えた。

家の中心から見て北東にあたる位置に水と関わりのあるものを置くと季節風によって家の中が不衛生になる。

という説です。

つまり鬼門とは「外敵」と「強風」を意味し、北東と南西の方角に開口部と水まわりを作らないようにしたのは

住む人の安全と健康を考えた、古代中国の生活の知恵だったのです。

 

もう一つは、『山海経』という中国最古の地理書から来ています。

”山海経”には、東海にある度朔山(どさくさん)という山の頂上に大きな桃の木があり、その枝の北東は多くの鬼が出入りするところ、という記述から鬼、つまり邪悪なもの不吉なものが集まる場所のことを鬼門と呼ぶようなったと考えられています。

これらの考え方が日本に伝わり、当時日本で恐れられていた陰陽道の祟り神 「丑寅(北東の意)の金神」 と合わさって、日本でも北東と南西の方角が強く忌み嫌われるようになったのです。

また、陰陽道においては、北と西は陰、東と南は陽とされ、北東と南西は陰陽の境になるので、不安定になると説明されています。

中国で生まれたこの鬼門という言葉。

調べてみると、起源は意外にも生活の知恵だったように思いました。

しかし、日本に古来からあった陰陽道と合わさったことでなんとも恐ろしい方角と

考えられるようになってしまったようです・・・。