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建築儀式

 

地鎮祭とは、建物を建てる際に、その土地の神(氏神)に

「この土地をお借りします。」とお許しをもらう儀式です。

しかし、一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されています。

地鎮祭は、神式(神道)と仏式(仏教)がありますが、よく執り行われるのは神式の地鎮祭です。

神道とは、大自然のあらゆるところに神々が宿っているという多神教の宗教です。

よって、神道・仏教を信仰する人々は、地鎮祭で土地の神に挨拶をするのです。

 

では、神道、仏教徒でない人は地鎮祭を行わないのでしょうか。

 

実は、地鎮祭に似た儀式が行われるそうです。

例えば、キリスト教の人が日本で家を建てる場合、神道ではないので大地の神に許しを得る必要はありません。

したがって、地鎮祭はやる必要がありません。

しかし、現在は工事が無事に終わることを祈る儀式として認識されているので

工事に関わる人の中には、儀式をやってくれないと不安だという方もいらっしゃいます。

そこで、安全を祈願して 起工式の祝別 が行われることが多いです。

もちろん地鎮祭とは少し違って、神主ではなく、神父さまがみえ、讃美歌を歌ったり

聖別された水(聖水)を振りまいたりするようです。

 

日本以外の国でも、それぞれが信仰する宗教にのっとった 起工式の祝別 が行われるようです。

無事に工事が完了し、新居を構える方の繁栄を祈願し、祝うことは、世界共通なのですね。

 

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