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竹の作法

 

日本では、主要な構造材として竹が使用されることは少なく

茶室風の部屋の化粧材(仕上がった時に目に触れる部分に使われる材)

などで用いられます。

また、竹は床柱や床、天井などの造作(主要構造部以外の仕上げ工事)の主要な

箇所や、飲食店の内装などにも使われていますが、使用に当たっては

注意をしなければいけません。

 

竹は、ご存じの通り 筒状になっており、節と節の間には空気が入っています。

そして、縦方向に割れやすいという性質を持っています。

そのため、空調を施す室内空間に使用すると、空気層が膨張して

破裂してしまう恐れがあるのです。

 

竹を造作材として使用するときは、背面に空気穴を1節につき2ヶ所以上開けるか

竹の空洞にフタをするような感じでスギ材などをはめ込み、竹材の変形に

対処することが大切です。

もし、皆さまが家をつくる際に、竹材を使用することになったら

この点がしっかりされているか確認することをお勧めいたします。

 

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