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珪藻土と漆喰の壁

 

自然素材で健康に良いことで人気の珪藻土や漆喰の塗り壁。

似ているけれど少し違う、2つの特徴を比べてみました。

 

珪藻土
藻類(プランクトン)の死骸が海底や湖底に堆積してできた粘土で、かつては調湿や吸臭など
機能材として使われていたが、近年、意匠材(壁の仕上げ)として注目されている。

 珪藻土の壁

 

漆喰
消石灰に砂、麻糸などの繊維質、海藻のフノリ・ツノタマなどを混合して水で練ったもので
壁や天井の仕上げに使用する。

 漆喰の壁

 

では、それぞれにどのような機能があるのか、ご紹介します。

 

珪藻土
・無数の穴が開いているため、吸臭性、調湿性能がある
・効果は永久に持続する
・火に強い
・色のラインナップが多い

 

漆喰
・火に強く、不燃焼材として認可されている
・珪藻土の壁に比べて、仕上がりがツルツルしており、剥がれて粉が落ちるということが少ない
・強アルカリ性のため、防カビ、抗菌効果があると言われているが、年々酸性化していくので
 その効果は5年ほど

 

以上のことから、機能面で言うと珪藻土の方が優れており、仕上がり・メンテナンス面では漆喰の方が

優れているということになります。

ただ、注意しなければならないのが、現在は珪藻土にも漆喰にも凝固剤、防カビ剤などの化学成分が含まれていることがほとんどです。                                          また、珪藻土・漆喰の含有量が多ければ多いほど良いというわけでもありません。                                                                   大切なのは、どのような成分が、どれぐらい含まれているのか、その成分が、身体にどのような影響を及ぼすのか、                                                      珪藻土・漆喰の本来の機能を壊していないか、確認されることです。

 

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