窓枠にはカビが生えやすいものです。
特に冬場に多いのは、屋内と屋外の温度差により、ガラスに結露ができやすいためです。
カビは、ガラスにできた水滴に、カビの胞子が付着し、窓枠に落ちて繁殖します。
水滴には、ほこりやガラスに付いていた皮脂が含まれており、胞子はこれらを栄養分にして成長し
新たな胞子を作って増えます。
このようなカビを防ぐためには、結露ができたら拭き取ることが大切です。
拭き取ることで、カビの成長に必要な「水分」と「栄養分」を断つことになります。
また、消毒用エタノールには、カビを消滅させる効果があるので
月に1度、エタノールを染み込ませたティッシュで拭き取ると効果倍増です。
すでにできてしまったカビにも、このエタノールを染み込ませたティッシュで
やさしく拭き取ると良いそうです。
しかし、勢いよく拭いたり、乾いたティッシュで拭いたりすると
胞子が飛んで部屋の中に拡散してしまうので注意が必要です。
このように、木材にできてしまったカビは、カビが木の中まで入り込んでしまっている恐れがあるので
エタノールで完全に死滅させられるとは限りません。
死滅したとしてもカビは黒い色素として残ってしまいます。
この、黒い色素をお取り除く方法としては
◆柔らかい歯ブラシなどを使い、水で薄めた中性洗剤で木目にそって掻き出すように
やさしくブラッシング
◆市販のメラミンスポンジに中性洗剤を染み込ませて拭く
という方法があると専門家はおっしゃっています。
そして、胞子の拡散を防ぐため、必ずエタノールで殺菌してからするようにとのことです。
木材の部分に トイレや、浴室のカビ取りに使われる塩素系の漂白剤やカビ取り剤を使用すると
木の繊維を破壊してしまうので、木材部分への使用は避けてください。
カビは、不衛生なうえ、人によってはアレルギー反応を起こし
くしゃみや目のかゆみの原因になりので早めに対処すると良いでしょう。
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