家を建てる時、その材料は、木材や鉄骨、鉄筋コンクリートなどがありますが
国土交通省によると、近年 木造住宅の比率が高くなってきているそうです。
と言うのも、20年ほど前に比べ、住宅着工数は減っていますが、木造住宅はほぼ横ばいという統計から
このような結果が得られたようです。
そこで、今回は、木造住宅でよく使用される無垢材についてご紹介します。
▼無垢材とは
一本の丸太から角材や板を直接必要な寸法に切り出した木材の事を言います。
▼性質
割れや、ヒビなどは入りやすいですが、天然木本来の風合いを持っています。
一番の特徴は調湿作用があり、湿気の多い日には水分を吸収し、乾燥している日は水分を
放出することで湿度を一定に保とうとします。
また、コンクリートの2倍とも言われる優れた断熱性があり、周囲の温度に影響されにくいため
夏は涼しく、冬は暖かい環境をつくりだします。
特に、スギは空洞がたくさん空いており、空気をたくさん含むことができるおかげで
保温効果は抜群です!
実際に、一般的な複合フローリングの床とスギの木の床で比較してみましたが、あたたかさは全然違いました。
空気層が多いことで得られる効果はそれだけではありません。
*適度なやわらかさで身体にかかる負担を軽減し、疲労を和らげてくれます
*他の内装材と比較して最大10倍以上もの吸音率があります
このように、利点も多いですが、やわらかいが為に凹み痕がすぐに付いてしまうので
気を付けなければなりません。
しかし、多少の凹みでしたら、その箇所に水を垂らししばらく放置しておくと
目立たなくなります。
これは、木材が生きている証拠で、繊維さえ切れなければ
簡単に修復することができます。
次回は、時が経つほど味が出る 無垢材の経年変化についてご紹介します♪
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