I様邸の社内検査に行ってきました。
社内検査とは、
・キズ、汚れを見つける
・設備確認(水、お湯が出るか、お風呂が沸くか、戸の開閉具合etc…)
・位置確認(コンセント、インターホンetc…)
・品番確認(お施主様がオーダーしたモノかどうか)
これらを確認し、不備があれば、大工さんや業者さんにそれをお伝えし、直していただくことです。
(手直しをして頂くためにキズに目印を付けます)
インターホンモニターの傾きの検査中、床の傾きの話題になりました。
(検査した建物が傾いていたわけではありません!)
床の傾きなんて前代未聞ですよね。
しかし、建物は機械ではなく人の手でつくられる以上、完璧につくり上げることは残念ながらできません。
そこで国土交通省は家の傾きの許容限度を「1000分の3」と定めました。
つまり1mで3㎜、角度にすると約0.18°までの傾きなら許容範囲ということです。
0.18°と言われても、いまいちピンと来ないと思います。
日本建築学会の「床の傾斜角と健康障害」によると、0.29°の傾きで人は傾きを感じるようになり、
0.34°の傾きでビー玉が転がるそうです。
新築当時は傾きが無くても、湿気により木材の部分が収縮を繰り返し、部分的に傾くことがあります。
測ってみて、傾いていたとしても建物に支障がなく、特に気にならない程度であれば直す必要はないですが
床の傾きは目眩や頭痛など、身体に悪影響を与えることがありますので
明らかに傾いていると感じられる場合は早めの措置をおすすめいたします。
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