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風が吹くと涼しく感じる訳!

 

家を造る時、みなさんは風通しの良い家にしたいと思いますよね。
風通しの良い家にする理由は幾つかありますが、
その一つに「涼しく過ごせる」ことが挙げられます。

では、なぜ風が吹くと涼しく感じるのでしょうか。
その一番大きな理由として、熱は高い方から低い方へ移動するので、
風によって体温より低い温度の風が皮膚に当たることにより、体温が奪われるからです。
もしこれが、風のない状態だと体温から熱が移った空気が体の周りに残っており、
なかなか離れないので体温を下げる効率が悪いくなります。
また、汗をかくと汗の水分が蒸発する時に熱を奪っていくので、体温が下がります。
そして、風が吹くことによって体の表面近くの湿気を含んだ空気が飛ばされて、
比較的乾いた空気と入れ替わります。
そうすると、汗の水分が蒸発しやすくなって、体温が下がることになります。
ここで、同じ気温で扇風機で微風をかけている時とかけていない時の
PPD(予測不快者率)という指標を見てみると
*PPD:温冷感に影響する要素の状況によって、どれくらいの割合で不快と言う人がいそうか?という割合を示す

(出典:パッシブデザイン講義)

気温31℃の所で扇風機をかけていない時の不満足率は74%に対して、
扇風機をかけている時の不満足率は50%まで下がります。

(出典:パッシブデザイン講義)

さらに、1℃だけ温度の低い風を体に当てた時の不満足率は23%までにも下がります。
これは、外の気温が室温より低い時に風を取り入れた時の効果と考えることができます。
外の気温が低くなってから風を通すと随分と感じ方が変わります。

まだまだ残暑の厳しい日が続きますが、エアコンと扇風機と風通しを上手く使い分けて乗り切りましょう!

 

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