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山野田の家(大型リノベーション)
人にやさしく、地球にやさしく、お財布にもやさしい住まい
「山野田の家」リノベーション
リノベーションDATA
ザイソウハウスの住まい手さん宅(築21年・2F建て)の改修。
お子様が大きくなり独立。ご夫婦ふたりで住まう「終の住み処」として、1Fの大規模改修を実施。
(2Fはほぼそのままとし、改修後は予備室となる。)
開口部と軒の出で、夏の暑さが和らいだキッチン。
現在はこの冷蔵庫はなく、広々としたダイニングスペースとなっている。
一体空間であるリビングとダイニングは、この引き戸で分けることもできる。
吊りレールのついた引き戸なので、床面に溝や段差がない。
OMソーラーパネル
深い軒のあるウッドデッキでは、洗濯物を干したり、日曜大工をしたり、お孫さんがシャボン玉で遊んだり・・・
外観
リビング・ダイニング
Before
比較的開放的な間取りであったLDK。窓は、アルミサッシ、単板ガラス。
壁紙のビニールクロスは、所々汚れや傷みがある状態。

After
リビング奥を主寝室とし、1Fで暮らしが完結するよう間取りを変更。
移動のしやすい、バリアフリーのワンルーム空間を基本としています。なお、各空間は引き戸で仕切ることができます。
天井、外壁、基礎に断熱材を施工し、熱の影響を受けやすい窓には、断熱・気密性能の高いアルミ樹脂複合サッシ・ペアガラス<Low-Eガラス(A12)>を使用。
室内仕上げは、床/ナラの無垢フローリング、壁/珪藻土の塗り壁、天井/杉板張りとしています。
キッチン
Before
南に面しており、夏の暑さが問題であったキッチン。

After
設備や家具を刷新。開口部は多いが、軒の出+窓の断熱性能向上で、夏は室温30度以下で収まるようになりました。
応接
Before
改装前は、和室の手前にある広縁でした。凹型の建物の一部は、リフォーム後増築・屋根改修されることとなります。

After
増築をし、空間を広くとりました。廊下廻りも広く、バリアフリーとなり、将来車椅子になった時にも移動がしやすい造りです。北側にあるこの部屋は、断熱・温熱改修により、冬場で+5℃ほど、自然室温が底上げされています。
家全体を太陽熱で暖めているので、廊下と繋がっていても、寒くありません。
水廻り
Before
お風呂はタイル貼りの在来工法。段差が多く、冬は寒い水廻りです。
入浴中に亡くなる方は、交通事故で亡くなる方の3倍以上で、その原因は寒暖の差によるところが大きいと言われています。特に、室内やお風呂場が寒い家は、浴槽のお湯の温度を高くする傾向にあり、その危険性がさらに増します。
断熱改修の重要性は、健康面から考えても明らかです。

After
お手洗い、洗面脱衣、お風呂がフラットに繋がります。お風呂はユニットバス。断熱・気密性に優れ、メンテナンスもしやすいです。床下には、OMソーラーの暖かな空気が蓄熱されているので、足もとがほんわか暖かく、他の居住スペースとの温度差も少なくなります。
デッキ
Before

After
軒を182cm出し、冬は直射日光を取りこみ、夏は遮蔽ができるようにしました。また連続するウッドデッキでは、洗濯物を干したり、日曜大工をしたり、お孫さんが遊んだりと、多目的に使える半外空間として重宝されているようです。
主なリノベーション内容
環境省地球温暖化対策技術開発等事業
「既存戸建住宅における太陽エネルギーを最大限活用するパッシプソーラー住宅への改修に関する実証研究物件」に選定
耐震改修 |
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温熱改修 |
- 床(基礎)、外壁、天井の断熱性能向上
<断熱材/床(基礎):ポリスチレンフォーム 壁・天井:セルロースファイバー 下屋根:グラスウール>
- 窓をアルミサッシ+単板ガラスから、アルミ樹脂複合サッシ+ペアガラス(Low-e,A12)へ交換
- 南東面・南西面の下屋を深くとる
- OMソーラーシステムの導入
(南東面・南西面の屋根仕上材をガルバリウム鋼板張りとし、集熱ガラスパネルを搭載、蓄熱層である基礎コンクリートの打ち増し、お湯取りシステム導入)
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間取改修 |
- 1F完結型間取り
- バリアフリー化
- 水廻りの設備刷新
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その他 |
- 室内床/ナラフローリング
- 壁/珪藻土塗り
- 天井/杉板張り
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