水気があるところに発生するピンク汚れ。
擦ればすぐに取れますが、繁殖スピードが速く厄介な汚れですよね。
今回は、そんなピンク汚れについて正体から防ぎ方までご紹介していきたいと思います。
ピンク汚れの正体
ピンク汚れはよくカビだ思われていますが、カビではありません。
ピンク汚れの正体は、ロドトルラという酵母菌の一種です。
ロドトルラは空中に存在し、水気があるところに付着して増殖します。
〇特徴〇
・酸性
・高温多湿な環境で発生
・石鹸や皮脂などのカスもエサにする
・繁殖スピードが他の菌に比べて早い
・放置すると黒カブ発生の原因になる
〇落とし方〇
・洗剤
1. 洗剤をスポンジにつけて擦り洗い
2. 汚れが落ちたら乾拭きをして水気をなくす
一番手軽でメジャーな方法ですね。
・エタノール
1. エタノールを吹き付ける
2. 5分ほど放置して洗い流す
3. 乾拭きをして水気をなくす
菌にはアルコール除菌!
この方法は、ある程度の期間、ピンク汚れ発生を防ぐことができます。
・カビ取りスプレー
1. 水分をふき取る
2. カビ取りスプレー噴射
3. 指定の時間放置
4. 洗い流す
5. 乾拭きして水気をなくす
保護のために換気扇をつけ、マスク・メガネ・手袋の着用をしましょう。
浴室にすぐに発生してしまうピンク汚れ。
そもそも発生させないようにするにはどうすれば良いのか。
ピンク汚れの予防法をお伝えします。
〇予防方法〇
まず、一番大切なことは『水気』をなくすこと。
・タオルや水切りワイパーで水滴を取る
↑ 大変
・浴室を早めに乾燥させる
換気扇や浴室乾燥機を付けて、浴室を早めに乾燥させましょう。
・水がたまらないようにする
シャンプーボトルなどは浮かせたり
ステンレス製などの水が溜まりにくいラックに入れましょう。
・入浴後にシャワーで洗い流す
ロドトルラは、石鹸や皮脂のカスなどもエサにします。
入浴後はそのエサとなるものがいたるところに付着しているので
浴室内全体を熱めのシャワー(45℃以上)で洗い流してきれいにしましょう。
その後、冷水を浴室内全体にかけます。
ロドトルラは20~30度の環境で繁殖しやすいので、冷水をかけることで温度が下がり
繁殖しにくい環境をつくることができます。
ピンク汚れを放置するち色素が染みつく可能性もあり、黒カビの原因になってしまうこともあります。
すぐに取れるからと言って、放置しないようにしましょう!
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