上棟では主に、階ごとにクレーン車で木材を持ち上げて組み立て作業をします。
1階の床ができたら1階部分の柱や梁を1階の床に運び、
1階の天井兼2階の床ができたら、2階の床に2階部分の柱や梁をクレーンで持ち上げる
という手順です。
ただ、この方法だと建方が終わるまでクレーン車を常時駐車しておくスペースと
木材をストックしておくスペースが必要になります。
狭小の現場だとこの方法では難しい、ということで
今回の狭小現場では株式会社東京BK足場さんの「立体的屋台方式 TB荷受架台工法」
で上棟を行いました。
赤丸で囲った部分に木材が積まれています。
クレーン車と木材をストックしておくスペースがないなら
あらかじめ全ての階の仮の床を作って、そこに木材を置いておこう
というのがこの工法です。
この方法だと、クレーン車と木材をストックしておくスペースを確保しなければいけない時間が短縮されるのです。
そして、普段はクレーン車で作業している梁の吊り上げ・下げ、横行は
またまた株式会社東京BK足場さんのTBガーターリフトで行いました。
赤いハシゴのようなものと、黄色い電動ウインチがガーターリフトです。
電動ウインチが赤いハシゴを黄緑の矢印方向に動き、赤いハシゴはオレンジの矢印方向に動くことで
全範囲の移動が可能です。
梁をウインチのフックに掛けて、目的の場所まで運びます。
狭い土地で建てる家の需要が少なくない今、これからも活躍しそうです。
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