先日、お取引させていただいている
有限会社なかしまさんにおじゃましたお話の続きです。
畳作製現場には、目にする頻度が少なくなった稲わら床が置いてありました。
この稲わら床ですが、藁を原料とし、藁を縦横にならべて糸締めして作られています。
現在は、機械で稲刈りをしているので長さは短く、藁がボロボロになっているので、
稲わらを床として使われているのが少ないそうです。
そして社長の奥様は
「この稲わら床はとても重いのですが、昔はよく持って運んでいましたよ。」
実際に私も両手で持ってみましたが、持ち上げることもできない大変重いものでした。
今は、スタイロボートという畳床が支流で女性でも持てる重さになっているそうです。
畳は図面で作られていますか?と畳の作り方を聞いてみました。
「図面から作るのではなくて、建築現場に直接行って、寸法を測ってから畳作製をします。
全て直線ではないので、一畳全て寸法が違うのです。手前にある畳を奥の畳と交換することが出来ません。」
お話を聞くまでは、畳はすべて同じ寸法だと思っていたので、びっくりしました。
さて、現場では畳縁を縫い付けている最中でした。
縫い付け前
縫い付け後
今は全て機械で製造していますが、手縫いが出来るのは社長しかできないそうです。
なかしまさんは明治27年からずっと畳店を続いている歴史が長い畳店です。
後世に為にも国産、品質、信頼を求め、いつもお仕事をされています。
最後に、ザイソウハウスにいい畳を納品していただき、大変感謝いたします。
住まい手さんに安心して畳に寝転がって頂けると思います。
今回、なかしまさんにおじゃましていろいろお話ししていただき、
本当にありがとうございました。
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