4月初旬に、お取引させていただいている畳屋さんの
有限会社なかしまさんにおじゃましました。
社長は、い草の品質を確認する為に、熊本県八代のい草生産元へ出張でしたが、
社長の奥様とお話しすることが出来ました。
事務所に入るとカラフルな畳サンプルがお出迎えしてくれました。
「今は畳を取り入れてくれる家が減りましたが、
畳で人気があるのは和紙畳です。撥水性が優れて、カラーバリエーションがあり、
経年劣化で黄ばみも無く、摩耗で表面がガサガサしないから、若い方に好まれていますよ」
と奥様が教えて下さいました。
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#180研磨紙、250g×2荷重で100回転後の画像です。 左:和紙畳 右:い草畳 |
傷や摩擦などの畳の傷みが気になるご家庭や、小さなお子様、
ペットのいるご家庭の方にお勧めできる“和紙畳”だと感じました。
和紙畳も汚れには弱いので、こぼされた時はすぐ拭き取りをしてくださいね。
畳の取り扱いのお話し中に、“5月頃からカビが生えたと言われることが多くなる”とのことで、
原因を聞いてみました。
「現在の家は気密が高く、窓がしめっぱなしで風の通りがなくなります。
湿度の高い日が続いた時、換気が不十分だった場合はカビが発生してしまうことがあります。
そして畳になっても“い草”は酸素を取り入れて呼吸しています。」
天日干しになった時に“枯れた”い草ではなくて、
畳になっても生きている状態ですので、換気も必要だと感じました。
畳製作現場におじゃました様子は次回にお伝えします。
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