壁 タイルの施工 その1
みなさんこんにちは。工事担当の長尾です。
みなさんのお住まいにはタイルが貼ってあるところはありますか?
今回は、外壁にタイルを施工していく様子をご紹介します。
外壁をタイル仕上げにすると、サイディングの塗装と違い、色の劣化が起こらず、再塗装の必要がありません。
タイル仕上げの家はいつ伺っても新築時の風合いと変わらず、いいなぁといつも思います。
ただ心配なのは、タイルの”剥離”(タイルが剥がれて落ちる現象)です。
今回は、今どきの施工で、そこも紹介します。
今回のタイルは、上の写真のように、四角□と丸〇を9枚並べたものを1パターンとしたも2種類を
ランダムに組み合わせて貼っていきます。
設計士より、「丸〇タイルが並ばない事」という指示がありましたので
まずは、2種類のパターンをどう配置したら良いか図面化し、それを仮に並べていきます。
そこに番号を付けて、施工していく順番をあらかじめ決めておきます。
今回はこの”タイルの配置を考えること”に時間をかけました。
タイル職人さんが、その場で1枚ずつ考えながら貼っていたら時間もかかるし
「丸〇タイルが並ばない事」という指示は守れず、さらに施工も雑になると思ったからです。
これが功を奏し、タイル職人さんは手際良く貼ってくれました。
タイルはサイディングの上にボンドで直接貼りつけます。
モルタルを使う必要がなく、乾式で工期もかかりません。
サイディングの継ぎ目にジョイントテープを貼り、躯体や下地に動きに対応させて
剥離や不陸を防止します。
次回はいよいよタイル貼りを紹介します。