風致地区について
こんにちは。設計営業の近藤です。
10月に入りようやく秋らしい気候になってきましたね。
私の苦手な長い長い夏(今年は特に)がやっと終わりを告げ、風が心地いいこの気候が続けば良いなぁと思っている今日この頃です。
さて、今回の話は「風致地区」についてです。
弊社では土地購入の検討段階から相談を承っております。
最近のご相談で、立て続けに「風致地区」の土地を検討・購入された方がいましたので、このテーマにしました。
風致地区とは、
「都市計画で定める地域地区の一つで、都市における良好な自然的景観を維持するため、特に必要とされる地区」
を指定しています。
硬い言葉だと分かり難いですが、内容を踏まえて砕いた言葉にすると、
「緑豊かな住宅地を目指した地域」になるかなと思います。
名古屋市では主に東部丘陵地が区域指定になっていまして
・建物の大きさや高さ
・隣地や道路の境界から建物外壁までの距離
・敷地面積に対する緑化率(植栽の面積率の事です)
・道路間口緑化(道路から見た植栽の割合の事です)
など、通常の制限よりも厳しい規制がかかっています。
この規制をクリアしないと、建物の完了検査も下りないので、必ずクリアしないといけません。
この規制によって新築時の工事費(外構・植栽工事費)が膨らんでしまうことになるので、土地検討の際では憂慮される方もいらっしゃるとは思いますが、厳しい規制があるからこそ、家の周りは緑豊かな環境であると言えます。
ウッドデッキや庭に出てみて、緑豊かな環境の下に風が心地いい秋風に当たってみるのも良いのではないでしょうか。